設計事務所とは?
設計事務所とは?
「設計事務所」とよく言いますが、実は法律用語には無いのです。
「建築士事務所」というのが正式な言い方です。
で、この「建築士事務所」ですが、設計を行う人がいるからといって名乗ることは出来ません。
きちんと建築士(一級・二級・木造)の免許を持つ人が居て、都道府県の登録を受けていることが必要なのです。
さて、この「建築士事務所」では何を仕事として行うかというと、
・設計
・工事監理
・工事契約に関する事務
・建築工事の指導監督
・建築物の調査若しくは鑑定又は建築物の建築に関する法令・条例の規定に基づく手続きの代理
などです。
登録認可を受けないで、上記の業務を行い報酬を得ることは認められていません。
建築士と設計者の違いは?
設計業務を行う者には3種類あります。
1.「建築士」
2.「設計者」
3.「建築士の指示と指導監督を受ける部下」
3.については、説明するまでもなく1.の部下ということですが、1、2についてはそれぞれ次のよう定義されています。
■建築士
国家資格を所有している者のことです。例えば「一級建築士」などです。
■設計者
建築士法には「設計者」という定義はありませんが、建築基準法に「その者の責任において設計図書を作成した者」とあります。
また、「設計士」という者もいますがこれも法律上はありません。